婚活とか

「一人最高」とか言ってるけど30歳あたりからものすごく寂しくなると思う だからはやく結婚しとけ:アルファルファモザイク
35歳秘書「本気で婚活してるけど1,2回逢うとだいたい音信不通に。あたしの何が悪いの!」:アルファルファモザイク
よく言われるように交通網や通信網の発達で
今まで出会うことの無かった趣味の合う人や気の合う人、尊敬する人や偉い人と巡り会える機会は多くなった。
一方情報が行き渡るようになり、誰しもが最高の状態を以前よりスムーズにクリアにイメージできるようになった。
そのイメージを前提に幸不幸の価値観が形成され、
当然不幸にはなりたくはないので様々なリスク回避が為される。
何かを決定することは何か別の選択肢を切り捨てることなので
その時点で未決定であることは表面上はあらゆるリスクを回避していることになる。
もっとも時間という巨大なリスクが存在している。
アインシュタインが言ったか言わないか知らないが

熱いストーブの上に一分間手を載せてみてください。まるで一時間ぐらいに感じられるでしょう。
ところがかわいい女の子と一緒に一時間座っていても、一分間ぐらいにしか感じられない。
それが相対性というものです。

実に分かり易い。内面で流れる時間と客観的な時間には大きな差があるということだ。
よほど客観的に自分を見られる人でないと正確に認識する事はできない。
時間が経てば環境も変わり選べる可能性と得られる最高の状態は変化するが、
大体の場合は依然よりもランクダウンしなければならず
その判断を下すこと自体がリスクであり不幸であるので回避してしまう。
こうなると現実と理想は噛み合っているようで平行線。
交通や情報が限られていた時代には難なく結婚していた層のかなりの部分はごっそり機会を失ってしまう。
ただまだ幸福なのは”ごっそり”であることだ。
おらが村で結婚していないのはあなただけですといわれたら居たたまれないが
これからどんどん独身という選択肢を選ぶ人選ばざるを得ない人が増えてくれば
自分の感情と経済力さえコントロールすればなんということはない。
難なく結婚していた時代の人が苦しく耐えて一生を終える事がままある中で
たとえ一人でも幸せに暮らせるならばべつに悪いことじゃないように思える。