アリスのキャラクターチョコレートのメイキング

概略

1年ぶりに会う先輩かつ友人(男)が海外旅行のお土産をくれるとのこと。偶然14日に会うことになったのでチョコが欲しいと言うわけでお返しも兼ねて、一度女の子がすなるチョコ作りを体験したくもあり、経験を得る良い機会なので東方のアリス・マーガトロイドさんのキャラクターチョコを作った。

今回使った道具

作業場
クッキングシート
ペンタイプのデコレーション用のチョコ(必要量)
なべ
お湯
ホワイトチョコ湯専用のカップ(普段使用のマグカップ代用)
スプーン(ホワイトチョコを流し入れる用)
ヘラ

実際の手順


まずは下書き。
大きさや、使用する色、手順のおさらい、必要器具の確認。
あらかた決まったら工程を書き出す。以下、ノート上部に書き出した工程。
1.クッキングシートに書く。
2.ペンチョコを湯煎。
3.ペンチョコを試行。
4.色チョコを湯煎。
5.白チョコ湯煎。
6.白チョコ投入。
7.固める。
8.仕上げ。(箱詰めなど)


清書。
ペンチョコで描くので恐らく細かい線は無理だろう。
なるべく空間が大きくなるよう工夫。
使用する色と量を最終的に絞る。
今回の制作物は縦13cm横10cmの大きさだ。


クッキングシートへ転写。


裏返す。



ペンタイプのデコレーション用?のチョコレートを湯煎。



今回購入した材料。黄色が当初より1本多くなった。
実物のペンチョコを見てみると髪全体を埋めるには少し容量が小さい。
終わってみればに2本丸々使用したので助かった。


茶色のペンチョコで輪郭をなぞる。
このタイプのチョコは速乾性が高く、積み上げる事が可能だ。
反面ホワイトチョコは通常のチョコなので、溶岩の様にどろどろとしたままで中々固まらない。
つまり、輪郭のチョコは堤防の役割も果たす。
よって最外部の輪郭は少し高めが望ましい。


困ったことがいくつか。

  • 数分経つと、ペン内部でチョコが固まり出なくなる。台所と行き来し湯煎→描画→湯煎のくり返し。ペン先をカットした後での湯煎なので、描画する前に内部に入ったお湯を出すのを忘れず。
  • チョコを押し出すために力を入れる必要があり手が震える。ただでさえ太い線がさらに太くなる。
  • 乾いた後、線と線の接合部が弱いとぱっくり取れてしまう。接合部にはしっかりとチョコを注入。


ペンタイプの色つきチョコで色を埋めていく。



ホワイトチョコを規定通りに湯煎し、流し込む。
何かとってもエロイ。
キャラクターチョコ(ドラえもん) by はなあす [クックパッド] 簡単おいしいみんなのレシピが70万品
にあるように、シートを丸めて流し込む器具を作成した。
クッキングシートは丸まった形状を維持し難いので、
何かで円錐型に固定しなければならない。
しかしセロテープやガムテープはやってみると分かるがクッキングシートからすぐ剥がれてしまう。
そこで考えたのがホッチキスだ。
これならば粘着し難いクッキングシートでも容易に固定できる。
勿論チョコの部分にホッチキスの針が触れるのは気分的にいけない気がするので上部だけ固定。
それでも十分なんとかなる。
細かい部分が流し込めれば、後はスプーンで大胆に流し込んでも問題無い。
当然堤防の高さにも注意する。



チョコレートは誰かの胃袋に入ってこそチョコレートなのである。
つまり大多数の人は持ち運びについても幾分かの配慮をしなければならない。
余ったホワイトチョコで、構造的に弱い部分つまり首の辺りを補強。
ついでに全体的に厚みを持たせる。
しかし固まるタイミングがさっぱり分からず、ヘラでなでりなでりとしている内に半ば固まってしまった。
結果、裏側はでこぼこの酷い状態に。
でもいいや。
そう。
武田信玄
「およそ軍勝五分をもって上となし、七分をもって中となし、十分をもって下と為す。」
と言っている。



一応完成。冷蔵庫で冷やす。
室温15度前後で1時間置いておいたら裏側のホワイトチョコは完全に固まっていた。
油断してシートの端を剥がしてみたところ、シートに接したホワイトチョコ部分が固まりきって居らずシートにくっついてきた。
様々なサイトにあるように、冷蔵庫で2時間くらい寝かしておくことが必要。


初めてのチョコ作り総括

チョコがあまり好きでない人(俺も含め)にはお勧めしない。
合計6時間以上に及び、チョコの匂い、チョコの味、チョコの見た目と格闘した結果、
随分と体調が崩れてしまった。
具体的には軽いめまいや気持ち悪さ、胃のもたれなどなど。
やはりバレンタインデーには以前から公言しているようにビーフジャーキーや鮭とばをプレゼントする風習を広めた方が良い。