○○年生まれという枠内での成果主義

NYTimes 「日本の若者は世代の障害に阻まれている」
アメリカの失業率を見ると彼らのやり方がすべて正しいとは思えないが
日本はあまりにも極端な横並び主義だというのは強く思う。
○○年生まれ、と固定された個人の経験や努力とはなんら関係のないものに
縛られすぎているのではないかと。
ある意味、○○年生まれ、という枠内での成果主義というか。
日本の横並び主義的な風土ではそれも一つの評価方法だとは思うが、
企業の国際的競争力を高めるために多様な人材を欲しいのなら
そういった評価方法を採ることから止めたらいいのに、と個人的には思う。

最高裁見学してきたよ

デジカメ持ってくの忘れたので残念ながら(?)iphoneの写真。

裁判所 | 映画上映会のお知らせ
に行ってきました。
定員100名で60人くらいはいたかも。


基本的には
最高裁判所を見学してきた。 −おとなの社会見学 WPO.jpn
こちらとほぼ同じかなと。


以下、朧気ながら時系列でレポート。
※メモ書きからの書き起こしのため、用語等に記憶違いがあるかもしれません。

14:00

永田町駅の4番出口を出てそのまままっすぐ進むと巨大な建物が。
こ、これが奇巌城かっ(肯定的)

14:10

集合時間にちょっと時間があったので、正面にまわってみる。

最高裁判所の横に社民党の建物が。



正面へ良く途中にちょっとした広場があり、三少女の像がある。
ちょっと何を意味するのか分からないが。



全体像がようやく見えてくる。
印象はでかい。とにかくでかい。
あとなんか発進しそう。宇宙とかへ。





14:20

南門に集合。
正門に比べると門というより関係者入り口的な感覚。
行列が出来ていたので分かったけど危うく迷いそうに。

14:30

中へ。
ここからは写真撮影は厳禁。
後に聞くところによると、最高裁判所
法廷棟・裁判棟・事務棟・図書館棟
の4つに大きく分かれており、
映画が上映された講堂は法廷棟にあるようだ。
外壁を飾る石にも驚いたが内壁にも石張り。
触ってみるとひんやり冷たい。
トイレにも入ってみる。
100人以上入る講堂利用者のためこちらも結構広い。


広報担当の方のご挨拶・注意事項の後、映画上映開始。
裁判員制度 | お知らせ
↑こちらにある映画と同じものらしい。
主眼は裁判員制度の普及にあるので
さすがにその部分は詳しい。
関係ないけど講堂がやたら寒かった。

15:38

映画終了後、休憩。
広報の方が見学記念のポストカードを配布。
これはとてもうれしい!

15:48

裁判所に関する解説。
最高裁判所の歴史や建物の特徴など。

・1947年5月3日、大審院最高裁へ。
・1974年に現在の建物が竣工。
・設計は公募で217点の中から選ばれた。
・岡田新一氏らのグループによる作品が選ばれた。
Japanese Supreme Court
・特徴的な外装及び内装の石壁は茨城県稲田産の花崗岩御影石
・色合いや重厚感などから最高裁判所にもっとも似付かわしいということらしい。
・10万枚使われているとのこと。1万トン?10万トン?(曖昧)
・調査官・書記官・事務官の方々を含めると総勢900人以上が働いているらしい。
(それにしては本当に静か……)

16:00過ぎ

大ホールへ。
でかい。
とにかく広いし高い。
直線の壁面に対して階段や天井などに曲線取り入れていて見ていて飽きない。
建物外観に感じた印象とは違って内部は滑らかな印象を受ける。

その後

大法廷へ。
広さは574平米。

入ってまず見えるのが裁判官席。

さすがに15個も並んでいると圧倒される。
15個と簡単に言うが実際相当多い。
ここに黒衣を纏った裁判官がずらりと並ぶとイメージすると(ゴクリ
数々の「最大判……」がリアルにこの場所で生み出されたと思うとなんとも言えない。

次に眼に入るのは天井に開いた円筒状の大きな吹き抜け。

まるでRPGの世界である。
蛇腹状?になっていて、ずーっと見てると不思議に人工物に思えない。
まるで洞窟の下層にいるような気分。
この吹き抜けは直径14m、高さ23mだそうである。
下から見ると吹き抜けの天井はガラス張りなのだが、
さらにその上に空間があり、またまたガラス天井になっているという。
全体として大法廷から41mの高さがあり、
地上からは52m。説明では13階建てに相当するとのこと。
最高裁判所の建物では最も高い部分になる。
太陽の光のもと、裁判を行いたいというコンセプトらしい。
言い方は少し悪いけど、まさに真実が陽の光のもとにあぶり出されるという印象。
天空より振り下ろされる神の鉄拳制裁を食らえ的な。

※こちらのPDFを見たときの印象が、最も近い。

さらに、外壁にも特徴的な花崗岩で大法廷が覆われているのが見える。

通常の裁判所の法廷ではこのような「石」を内壁とすることはないらしい。
石は音を伝えやすいから、ということだ。
この点最高裁大法廷では、よくよく見ると石と石の隙間にスリットが入っている。
このスリットで音や振動を吸収しているとの解説。
そういえば大法廷へ入る通路にも吸音効果のありそうな
さわると気持ちの良いふかふかの壁があった。
家の内装もお金があったらふかふかの壁にしたい。
吸音とか気にしないけどふかふかしてんのがいいじゃないですか。
あぁ掃除大変そうだからやっぱいいか。

また、傍聴席に座ると正面と背後に大きな絵が2枚ずつ飾ってあるのに気づく。

実はこれは絵ではなく、西陣織とのこと。
正面は太陽(活気・力強さ)、背後は月(冷静・静けさ)を表す。

そして、裁判官席の丁度中央、裁判官の方々が法廷へ入る時のドアがある。

広報の方が実演してくれたが、なんと自動ドアだ。
音もなく開く木の扉にどういうわけか傍聴席から歓声がwww
木で出てきておりアナログな感じがしたが、
検察側の席の横にある机から色々操作できるらしい。


大法廷では年間平均して3〜5件程の事件しか扱わないらしい。
ちなみに2010年の去年は1日しか使用していないとのこと。

16:20

少し時間がなかったらしく、質疑応答は省略。
個別に受けて下さるとのこと。
特に無かったようなので大ホールへ移動。
テミス像、椿咲く丘像の解説。
正義の女神 - Wikipedia
その後、定礎石の解説。
大ホールのど真ん中の床に埋め込まれた円形の石。
1974という数字といくつかの直線。
この直線、大法廷へ向かって水平に伸びる線に意味があるらしい。
右へ延長すると国立劇場の中心点へ向い、
そして左へ延長すると国会図書館や国会議事堂の中心点を指すという。
(かなりあいまいな記憶)

ひと通り説明も終わり解散

お疲れ様でした。

ちなみにいただいた封筒には



こんなパンフレットが。

いただいたポストカード。


以上です。
お読みいただきありがとうございました。
何か問題があったら教えてください。